『祭り』 1999〜2000作品

授業課題作品。
浮世絵が大好きだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
という、作品。
これに尽きます。
ということで、浮世絵大好きなホヤの代わりに狐娘に浮世絵の世界を旅してもらいました。
ただただ、作ってて楽しかった作品。
しかし、これは自分にとって初めてのアニメーション作品で、色々考えさせられた作品。
大学に入って、絵を描く事にすっかり飽きてしまったホヤ。
絵を描くこと事態が苦痛でできれば一枚も描きたくなかった。
人物を描いたからなんだ、風景を描くからなんだ、課題をこなすからなんだ、自分における必要性を何も感じられないまま、やる気がないから評価もされないで、評価されなくて落ち込んで、面白くなくて落ち込んで、絵を描くのも嫌で、でも描かないと単位がとれない。
そんな、悶々とした末のアニメーションの授業の課題だった。
初めて動かしたのは『スネオ』口が開いているだけじゃわからない。
口を閉じるからこそ喋っていると分かる。
それだけで物語ができる。

小さい頃、楽しくて絵を描いては紙のスミにその絵にまつわる物語を書いた。
たくさん紙がもらえれば、紙芝居を作った。

その時、気がついた事は、私の絵は一枚じゃ終らない事。
何枚も何枚も使って、モノを語ってゆく。
その課題を経て、いつの間にか何百枚も絵を描いていた。私。
私には絵の才能は無いと大学で知った。
でも、私は才能が無い分たくさんの絵を描いて私をモノ語る。
そうしようと思った作品。
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